点と点は、後から繋がる

スティーブ・ジョブズの有名なスピーチに「connecting the dots」という言葉があります。

人生の点と点は、後になって初めて繋がるという話です。

私自身の経歴を振り返ると、まさにそれを実感します。

機械系エンジニアとしてキャリアをスタートし、ヨーロッパの工場立ち上げを経験しました。

その後、北米で技術コンサルタントとして働き、英語を使った海外営業やマーケティングにも携わりました。

教育業界に足を踏み入れ、飲食店の経営もやりました。

家内の病気で無職になった時期があり、自分自身も鬱を経験しました。

こうして並べると、何か壮大なキャリアプランがあったように見えるかもしれません。

でも、違います。

全ては、その時その時の必然と偶然の積み重ねでした。

ヨーロッパに行ったのは、会社の指示でした。

北米での仕事は、前の経験が評価されたからです。

無職になったのは、選んだわけではありません。

家内のリハビリをサポートしながら、物理的に働く術がなかっただけです。

飲食店を始めたのは、生活のためでした。

教育に関わったのは、人との出会いがきっかけでした。

50代になって、ようやく気づき始めました。

あの工場での失敗経験が、今の「失敗からのダメージをコントロールする」という事業哲学に繋がっています。

鬱を経験したからこそ、製造業で働く人たちのメンタルヘルスの重要性が理解できます。

海外での苦労があったからこそ、50代以上のベテラン社員が新しいことを学ぶ時の心理的障壁が分かります。

教育業界での経験と製造業での経験、そして経営の経験。

これらが今、ヨウムという形で一つに繋がろうとしています。

もしあなたが今、キャリアの迷いの中にいるなら、こう伝えたい。

今打っている点が、どこに繋がるかは分からない。

でも、確実に後から繋がる。

大切なのは、計画通りに進めることではありません。

目の前のことに誠実に取り組み、経験から学び続けることです。

私の場合、機械エンジニアの知識と海外経験とマーケティングと教育と、そして人生の痛みが、今ようやく一つの形になろうとしています。

60歳を機に、人生最大のチャレンジに挑んでいます。

これも、計画ではありませんでした。

ただ、今までの全ての点が、ここに導いてくれたのだと思います。

50歳を過ぎると、新たなチャレンジや学びに対して、腰が引ける傾向にあるように感じます。

ヨウムはその傾向を心理学的に分析して、チャレンジへの壁の高さを低くする取り組みを行なっています。

50歳から70歳までの引退まで、20年もあります。

スマホが登場して、AIが当たり前になって、何年経っていますか?

この20年の間に、どれだけの変化が起こっているのでしょうか?

時代に逆らうことが、メリットになることは皆無です。

伝統を重んじる事と、変化を受け入れない事は、全く違う行いです。

全てを身につけた上で、伝統の素晴らしさを語り、流行を追いかけることの愚かさを問うのです。

言うはやすし、行うは難し。

激動の今の世の中に存在して、学ばない選択肢は無いのです!!

そのことに気が付いたならば、誰よりも先に前進した方が有利です。

繰り返します。

今まで積み上げてきたことを否定される気がして、チャレンジしない理由を述べることの意味は存在しません。

チャレンジし続けて否定される事は絶対にありません。

チャレンジを拒み続けて否定されることはあるでしょう。

リスクを取り違えないでください。

今まで築き上げた蓄積の上に、決定的な違いを上乗せするのです。

なのはともあれ、目の前の課題に対して、誰よりも先に先頭を切って取り組んでみてください。。

始めさえすれば、いつか点が線でつながります。


あなたの今日の一歩も、きっと未来の何かに繋がっています。

Picture of 倉持智明

倉持智明

ヨウム株式会社代表取締役

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